礼拝メモ

2009年12月6日   『最高の贈り物をあなたに―今を生きるクリスマス』
ヨハネ3章16節・ルカ2章1〜20節

はじめに

◎今年のアドベント(待降節)・クリスマス(聖誕節)の季節に入りました。
この時に私たちの教会に来会されたことを心から歓迎申し上げます。
いろいろな特別集会がありますので、「教会の」クリスマスにご参加
のほどお待ちいたします。この朝、二つの質問を考えてみたいのです。
別にキリスト教会と関係が無いものでも良いのですが…
1)皆さんの最初に記憶に残っているクリスマスは何でしたか?
2〉今までで、d・番印象に残ったプレゼントは、何でしたか?
*キリストの誕生が、AD(西暦=主歴)元年でなく、12月25日でないからと
聖誕節行事に激しい反対をする人々がいますが、私たちは年月でなく、誕生の
「出来事の事実」そのものに恩義を認め、この節季を大切にしているのです。
◎聖書の語る生誕の出来事は、決して華やかでなく、むしろ実に素朴な、
しかし心温まる、また意義深い内容をもっています。今朝はルカ2章
前半の記事から、「現代に生きる払たちにとって、クリスマスは最高
のおくりもの」であることに心を向けたく願っています。
≪背景・文脈≫ =ルカ2章=
◎人口調査の命令で、当時の風習に従い、故郷に帰る必要があった(1)〜(3)
◎ヨセフと身重のマリヤもベツレヘムに向かったが、宿が満員だったが、辛うじ
て家畜小屋が見つかり、そこでの出産となり、主イエスが誕生した。飼糞おけ
が、ベッド代わりとなった。(4)〜(7)
◎天使が羊飼いに、神の独り子の誕生を告知し、賛美の大合唱が続いた(8)〜(14)
の羊飼いの応答−告知に応答する決心⇒御子への礼拝⇒喜んで帰った(15)〜(20)

今日は、この誕生が『すばらしい喜びの知らせ』が、「神の最高の贈り
物」であることに焦点を合わせて、今日の聖書メッセージとする。
T.喜びの音信の贈り物=その特色
A.喜びのニュース
@暗い話題の多い時代/前途にあまり希望の持てない当時の世界にもた
らされた、すべての人々への福音=良い音信 (10)
A光をもたらされた主イエスは、今日もまた希望・光、だから喜び。
B.平安のニュース
◎様々な不安・恐れのあった時代/そして今も多くの不安・恐れが私
たちを取り囲んで事る時代…・生活・経済・老後・健康・前途など
A聖誕節メッセージのキーワードの一つは「恐れるな」である(10)
マリヤ・婚約者ヨセフ・羊飼い・ザカリヤらに、「恐れるな」と語
られた。私たちにも「恐れるな」との宣言=御子が来られたから。

U.愛のあふれた贈り物=その実質
A.この世に、最暗黒の場に、飛び込まれる愛
◎神の御子が、この世に「人」となって飛びび込まれた=万物の掌握
者・神の御子・聖者が、この世界に人となって「受肉」された。 例:説教者の、インドでのトラタト配布の失敗談と1牧師の告白
B.心に留めてくださる愛
◎羊飼いは=卑しめらていた人々/律法も守れず、汚い外見などから。
その彼らこそが、最初の礼拝者とされた、神の恵み、神の知恵!
◎主は、そうした人々を顧みられる=『あなたがたのため』の救い主
◎その「しるし」は、「飼糞おけ」に寝ておられるというのだ。もし、
この若夫婦が名士、富裕者ならありえない/もし王宮の誕生なら、
礼拝は不可能=エルサレムでなくベツレヘムの小屋に誕生された。
C.これこそが、神の愛の発露=ヨハネ3:16
競争社会、自己中心や欲望追求の社会、家庭や学校・職場・社会の
人間関係の間題やトラウマ、高齢者の増加とそれから来る諸問題、
悲惨な犯罪、自殺者の増加などの直中で、「自分の存在理由は?
/孤独の解決の道は?」と問われるなら、「あなたは、かけがえの
ない存在、なぜなら神に創られ、愛されているから」がメッセージ。

V.『救い』の贈り物=その内容
A.「救い主、主キリスト」誕生の告知(11)⇒二つの要素
@この方は「救い主」である−人類を「罪とその影響、死」という
悲惨な力・流れからの救い。聖書の鋭い「罪」の指摘に注目しよう。
B「生まれた」一誕生・嬰児から経験する「人」となられた⇒受肉
B.イエスキリストは、十字架により、救いの道を開かれた。
@このため、つまり「死ぬために」誕生された。世と教会のクリスマ
スとの決定的な相違は、この時「十字架」が語られるか否かである。
A「この民全体/あなたがたのための」救い主(10)(11)聖書全体の
光に照らす時、「全人類、そして私」のための救い ヨハネ3:16
おわりに
◎このクリスマスの出来事が、「どうして」この21世紀に、この日本
に、そして徳島に、今日的意味をもってくるのだろうか?
◆それは世界・日本は、可見的面では、別天地のような大変化を遂げた
が、根底的な人心は、変わっていないから。
◆神の愛の働きかけは、時代をこえて不変だから。
◆病める現社会の現実の中で、生誕節メッセ一ジは必要かつ適切だから。
◎「どうしたら」聖誕節が私にとり、すばらしい経験になるだろうか?
◆聖誕節に登場する人物は、素朴な、率直な信仰・信頼のすばらしさを
教える−マリアもヨセフも、羊飼いも、東方の博士も。もし私が同
じような信仰をもって、救い主を受け入れるなら、新生活が始まる。
◆私の心の「鳥小屋」性を認める−あの汚い、臭い、暗い小屋のよう
に、私の実質に醜さを認め、改変・変貌を心底から望むとき、あの小
屋が、主の誕生で光輝く所になったように、主イエスは、わが心中に
入り、変化を始められ、十字架の主は、罪からの救いを与えられる。
*例:インドの宣教師・教師時代のハンセン病にかかっていたところか
ら献身し、神学校に入学した、一人の牧師の話しで締め括りたい。